「こんなはずではなかった。」
これって自分も思ってるけど親もきっと思ってるはず。
世間的には忍耐が足りないとか、わがままだとか言われてますがそんなことでは無いのです。
ではなぜストレスを感じながら実家に同居するのか?
どうしたらストレスを感じることなく実家に居れるのか?
シングルマザーが親と同居するメリット、デメリット、ストレスの解消法をご紹介します。
シンママが親と同居するメリット
シングルマザーが親と同居することが、誰しも必ず上手くいくとは限りません。
ではなぜ親との同居を決意したのか、それには様々な理由があります。
- 経済的理由
- 精神的理由
- 身体的理由
一つずつ紹介していきます。
経済的理由
家賃も光熱費を、親が負担してくれることがあります。
親が仕事をしている場合、食費まで負担してくれるケースもあり、何かと生活費に困らないことから親との同居を決めるようです。
精神的理由
気晴らしに友達とランチや買い物に行きたい時に、自分の親なら気兼ねなく子どもを預かってもらえます。
一時保育園だとお金がかかるし時間が決められてたりするので、自分のことをイチバン知ってる親に任せられるのは安心です。
毎日一緒に暮らしているので、子育てに困っている時も、色々相談にも乗ってもらえます。
身体的理由
体調が悪い時ゆっくり休むことができます。
誰も頼る人がいないと、体調が悪くても子育てに言い訳はできません。
でも親と同居していれば、寝込んでいても子どもの世話や家事もしてもらえるので心配なく寝ていられます。
どんなに頼れるからと言って、親に感謝だけは忘れないでくださいね。
「居候なんだから何でもします!」という姿勢を見せると、親もストレスなく接してくれるかもしれません。
シンママが親と同居するデメリット

シンママが親と同居するのはメリットだらけと思うかもしれませんがそんなことはありません。
親と同居するのって簡単ではないし、なんと言っても大きなデメリットがあります。
それはストレスが溜まってしまうことです。
シングルマザーは一度親元から離れて別の生活環境を経験するので、子供の頃とは違う価値観を持っていることが大半です。
でも実家に帰れば親からすれば大人になっても自我が子は我が子。
そんな親に色々口出しされると、行動が制限されるように感じてしまい、素直に頷くことができません。
では具体的にどんなことにストレスを感じるのか見ていきましょう。
家事にケチをつけられる
実家お世話になっているから、なんでも手伝う姿勢を見せようと家事に手を出すとこんなトラブルがあります。
手伝おうとしたつもりが、思わぬ喧嘩に発展してしまうと、こちらも悲しくなってしまいますよね。
子どものことでうるさく言われる
「ずっと家に居座ってもお母さんゆっくりできないだろうし、たまには子供を公園に連れて、思いっきり遊ばせよう!」
そう思ってたっぷり遊ばせていたら、親からのメールでまさかのやりとりになることも。
外に行っても自分のペースを乱されてしまう。
自由に生活できないからこそ、ストレスが貯まるのかもしれませんね。
では実際にこんなことが起きた時、どうすればいいのでしょうか?

親と同居するストレスから解放される方法2つ

親と同居してストレスが溜まってきたらどのように解決すればよいのかを、下記の2つ紹介していきます。
- 実家を出て行って福祉の力を借りる
- ストレス解消法を実践する
どういうことか一つずつ見ていきましょう。
①実家を出て行って福祉の力を借りる
毎日イライラするぐらいなら、「実家を出て行ってしまえば、ストレスから解放される!」と思ってしまいます。
では、家を出て独立するにはどうすればよいのでしょうか?
それは、福祉の力を借りることです。
福祉の力を借りることで、経済的に子供を育てる最低限のお金を確保することができます。
実際にシンママが利用できる福祉制度がこちらです。
1.児童育成手当
2.住宅手当
3.水道料金の減免
4.国民健康保険料の軽減もしくは免除
5.職業訓練促進給付金
5.その他
それぞれ解説していきます。
1.児童育成手当
母子扶養手当とは別に、児童育成手当というものがあります。
所得や父母揃っていても生まれてから15歳の誕生日後、最初の3月31日まで誰でも貰える手当です。
この制度は意外に知られず、活用していない方が多いので是非利用して下さい!
2.住宅手当
自治体によって違いますが、家賃に対して1万円前後の助成を上限がある自治体が多いです。
シングルマザーのような、ひとり親世帯で賃貸に住んでいる人が対象です。
「子どもの義務教育が終了するまで。」
「18歳未満の子どもと同居してること。」
など様々な条件があるので、市役所でご自身が当てはまるかまずは確認してみましょう。
3.水道料金の減免
児童扶養手当を受給していることが証明できれば、水道料金を割引してもらえます。
自分の住んでいる地域が割引を行っているかどうかは、地域によるので、こちらもご自身で調べてみて下さい。
4.国民健康保険料の軽減もしくは免除
保険料軽減対象の場合は、所得によって自動で軽減されるので特に何もする必要はありません。
ですが、免除は生活環境によって自分で申請する必要があるので、
「病気になってしまい、1人で子供育てるには保険料が負担になる。」
など免除を希望する場合はご自身で市役所に相談してみましょう。
5.職業訓練促進給付金
シンママが、仕事をしながら資格を取得を目指す間の生活費を援助してくれる制度です。
ハローワークにて
- 児童手当を受けている。
- 児童手当と同等の所得である。
- 養成機関で6ヶ月以上訓練を受けている。
- 資格取得をめざしている。
これらが当てはまれば、受給できるので、一度確認してみると良いです。
どうでしょうか。
同居を解消しても色々公的なものを利用して行けば子どもと2人で楽しく暮らせそうですね。
手当や支援制度を利用しても苦しい場合は生活保護の受給も視野に入れてみるのもいいです。
②ストレスの解消法を実践する
それでも、「同居してて助かってることは色々あるし、できれば同居しながらストレス溜めずに生活したい。」
そんな時は、4つの解消法を実践してみて下さい。
1.信頼できる友達に吐き出す
モヤモヤをは吐き出してしまえば、気持ちが楽になります。
特に学生時代の友達なんかだと、なんでも話せてきっと笑顔になれます。
友達も自分が聞いてあげることで、あなたに笑顔が戻ると嬉しく感じてくれます。
2.家にいる時間を減らす
子どもと一緒に公園などに行って思う存分遊びましょう。気儘にドライブやランチなんかも良いですね。
子どもと一緒なら親に対しても気兼ねもないし、子どもも嬉しいです。
ただ、実家にお世話になるからには、家の主は親です。門限など決められている場合は守ったり、遅くなるなら一言連絡を入れて親しき仲にも礼儀ありを意識して行動しましょう。
3.食事は自分で作る
親の健康を気使って煮物などを作るのもいいですが、お肉とか揚げ物など自分が好きな物も加えましょう。
美味しいものを食べると幸せ気分になるし、自分で作ってしまえば親から文句言われることもないので、言い合いなトラブルも防げます。
4.親との家事の分担を決める
家事は分担しましょう。
分担することでこんな会話にもなります。
分担することでそれぞれ役割ができるので、「何でこれやってくれないの!」「あれちゃんとやりなさい。」などと文句言われることも少なくなります。
また負担も分散されるので、お互いにストレスも少ないです。
まとめ
念を押していいますが、ここで忘れないで欲しいのは親への感謝です。
帰って来た娘を快く受け入れてくれて、色々面倒をみてくれた親です。
感謝の気持ちを持つことだけは忘れないでください。
今は元気な親も年齢を重ねていって、幼い自分の子どもの手がかからなくなって行くのと同時に、将来は自分が親を支えてあげる立場になっていきます。
その日が遠からず来る事も念頭に入れて、
「同居して頼るなら思いっきり頼る。」
「自分の力で自立するなら覚悟を決めて出て行く。」
どっちにするのかよく考えて、同居を継続するかを決めてみてください。