ふるさと納税興味は分かるけど、やり方がわからない
「なんか難しそう。」
「私にできるかな。」
「本当にお得なの?」
「意味あるの?」
結論から申し上げますと、ふるさと納税は絶対やるべきです。
なぜやるべきなのか、お話していきます。
Contents
ふるさと納税ってなに?シンママがやるべき理由

ふるさと納税とは、生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度です。
手続きをすると納税した寄付金のうち、2000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。
自分自身で寄付金の使い道を指定でき地域の名産品などのお礼の品も頂ける魅力的な仕組みです。
普段子供や家計の為に節約しているシングルマザーのご褒美に是非ご利用下さい。
デパ地下や百貨店で高い買い物を割引価格で買うよりも、はるかにお得に豪華な品が頂けます。
簡単な手続きで利用できるので、毎日家事、育児、仕事に忙しいシンママでも片手間でできて安心ですよ!
シングルマザーの寄付金限度額
ふるさと納税は分かったけど、自分が寄付できる限度額って、初めての人は分かりませんよね!
限度額を知っておかないと、思っていた額よりも少なく還付金を受け取る可能性があります。
初めてふるさと納税を利用するシングルマザーが損をしない為に、それぞれの条件別限度額をご説明致します。
こちらはシングルマザーの給与収入と子供の年齢による限度額を表にしたものです。
ふるさと納税限度額 | ||||
給与収入 | 中学生以下 | 高校生1人 | 大学生1人 | 高校生1人
大学生1人 |
300万円 | 28000円 | 19000円 | 15000円 | 7000円 |
325万円 | 31000円 | 23000円 | 18000円 | 10000円 |
350万円 | 34000円 | 26000円 | 22000円 | 13000円 |
375万円 | 38000円 | 29000円 | 25000円 | 17000円 |
400万円 | 42000円 | 33000円 | 29000円 | 21000円 |
- 中学生以下の子供がいる場合、子供が何人いたとしても給与収入が300万円であれば寄付金限度額は28000円です。
- 高校生と中学生の子供がそれぞれ1人いるなら給与収入が300万円の場合、寄付金限度額は19000円です。325万円の場合は23000円となります。
例を参考に、自分がいくらまで寄付できるのか確認しましょう。
中学生以下の子供の有無は、ふるさと納税の限度額に影響されない。
子供が高校生以上になれば、限度額は子供の年齢に応じて変化するので注意。

シンママがふるさと納税を利用するメリット・デメリット

シングルマザーがふるさと納税を利用するメリット・デメリット、気になりますよね?
ふるさと納税のメリット・デメリットについて掘り下げていきます。
ふるさと納税を利用するメリット
まずは、メリットからです。
- 豪華な返礼品がもらえる。
- ポイントがもらえる
- 税金が控除される
- 好きな自治体に寄付できる
- 寄付金の使い道を指定できる
シングルマザーがふるさと納税を利用するのは、この5つのメリットがあります。それぞれ詳しくご紹介していきます。
メリット①豪華な返礼品がもらえる
ふるさと納税の魅力と言えば豪華な返礼品ですよね!食良品、お酒、旅行のチケットなど返礼品は多岐にわたります。
普段贅沢なんてしていないシングルマザーもこういう時は、ぜひ素敵な返礼品で贅沢しましょう。
たとえば10000円の寄付金の返礼品でも、いくら、お肉、カニ、スイーツなど豪華な返礼品がたくさんあります。
メリット②ポイントがもらえる
ふるさと納税でポイントサイトを経由する事でポイントの二重取りもできます。
楽天ポイントでは、最大30%還元してくれることがありますのでお得に返礼品もゲットでき、そのポイントでまた別のふるさと納税に使用する事もできます。
まだ手のかかる子供の育児をしていると、オムツ代やミルク代も高くつきますよね。そういった普段の買い物の割引にも利用できるので便利です。
メリット③税金が控除される
税金の控除は嬉しいですよね。ふるさと納税をしていない人は、ただただ税金を払っているのでちょっぴり損ですよね。
メリット④好きな自治体に寄付できる
テレビなんかを見ていて、私にも「何かできる地域貢献ってあるかな?」と思ったことはないですか?
ふるさと納税を活用すれば、自分の故郷、今住んでいるところ、その他応援したい場所に寄付できます。
子供が物事の分かる年齢になっていれば、いい教育の機会にもなります。
メリット⑤寄付金の使い道を指定できる
寄付金が変な事に使われたら嫌だなと思ったことはないですか?
寄付金の使い道も自分で指定できちゃいます。
その自治体の環境保護であったり、文化遺産の保護、子育て支援など様々な使い道があります。
「自分も、母子家庭で子供に苦労をかけたから、未来の子供は健やかに育ってほしい!」そう思う地域の子育て支援に寄付するのもいいかもしれません。
ふるさと納税を利用するデメリット
シングルマザーがふるさと納税を利用するのは、必ずしもメリットばかりではありません。
- 減税や節税になるわけではない
- 寄付した年は持ち出しになる
- 控除限度額を超過すると自己負担扱いになる
- ふるさと納税の寄付金にかかわらず自己負担金2000円
これら4つのデメリットがあります。一つずつお伝えしていきます。
デメリット①減税や節税になるわけではない
たまに記事で、ふるさと納税は節税になると書かれていたりしますが、節税にはなりません。
払っている税金は一緒です。自分が払い込んだ税金に対して返礼品が送られてきます。
少しでも税金を節約して、子供の食費や通勤の交通費に回そうと思っていざ利用したら節約は勘違いだった!とならないように気をつけましょう。
デメリット②寄付した年は持ち出しになる
これはどういうことかと言いますと、仮に、ある年に3万円を寄付した場合、この3万円が控除されるのは翌年の6月以降に住民税から控除されます。
なので3万円払った年のお金は自分で持ち出した分になります。
自己負担分2000円引いて28000円を12カ月(1年間)で割って住民税から引かれますから、翌年のひと月あたり2333円手取りが増えるような感じです。
払った分がそのまま、一括で返ってこないので実感はわきにくいと思います。
もし普段から家計簿などをつけているシンママは注意が必要です。
デメリット③控除限度額を超過すると自己負担扱いになる
ふるさと納税の限度額は、年収によって決まっています。
多く寄付したからその分控除される金額も多い、と言うわけではありませんので注意か必要です。ふるさと納税した分の返礼品はもちろん返ってきますが、割高になるので気を付けましょう。
では実際にその限度額がいくらなのか?それは序盤の【シングルマザーの寄付金限度額】のところでお伝えしているので、是非そちらをご確認下さい。
デメリット④ふるさと納税の寄付金にかかわらず自己負担金2000円
1万円と3万円のふるさと納税どちらも自己負担は2000円です。必ず自己負担は2000円です。
金額を抑えれば、自己負担金も抑えれる訳ではありません。
あくまで、いつも子供優先になって贅沢ができないシンママのちょっとしたご褒美だと思って利用しましょう。
メリット、デメリットを上げましたが、総じてシングルマザーにとってふるさと納税は良い事しかないので積極的に活用していきましょう。

シンママが寄付金税額控除を楽に受けるには

通常、寄付金控除を受けるには、確定申告とワンストップ特例制度があります。
忙しいシングルマザーにとっては、ワンストップ特例制度がオススメです。
ワンストップ特例制度とは、ふるさと納税をした後に確定申告をしなくても寄付金控除が受けられる便利な仕組みです。
ふるさと納税をした自治体からワンストップ特例制度を使用する欄にチェックを入れると、『寄付金税額控除係る申告特例申請書』が届きます。
この申請書を記入して、必要書類をその寄付した自治体に送れば、準備は完了です。
ワンストップ特例制度を使用できる3つの条件
ワンストップ特例制度を利用するには、これら3つの条件があります。
- 確定申告をする必要のない給与所得者であること
- 1年間の寄付先が5自治体以内であること
- 申請のたびに各自治体に申請書を送っていること
それぞれお伝えしていきます。
確定申告をする必要のない給与所得者であること
年間2000万円を超える所得者や医療費控除等で確定申告が必要な場合は、確定申告で寄付金控除を申請しなくてはいけません。
1年間の寄付先が5自治体以内であること
寄付先が5自治体以上であると、ワンストップ特例制度は利用できません。
ですが寄付先が5つ以上あっても可能な、例外があります。
寄付した自治体 A市、B市、C市、D市、E市、F市 計6
この場合、確定申告が必要です。
寄付した自治体 A市、A市、B市、C市、D市、E市 計5
1つの自治体に複数回寄付しても1カウントになります。
複数の寄付をしたい場合は、同じ自治体に複数利用すれば、それでも1カウントで済みます。
申請のたびに各自治体に申請書を送っていること
寄付先 A市、A市、B市、C市、D市、E市 計5 全ての自治体に申請書を郵送しないといけません。
同じ自治体に、何回も申請した場合でも、その都度申請書を送る必要があります。
仕事、家事、育児で忙しいシングルマザーにとっては、嬉しい制度ですが勘違いで、確定申告しないと寄付金税額控除を受けられない。
とならないように注意しましょう。

最後に
シングルマザーにとってふるさと納税は非常に頼もしい制度です。
- 自分の寄付金額を計算して調べる。
- ふるさと納税のメリット・デメリットを理解する。
- ワンストップ特例制度を活用する。
以上3つを確実に覚えて、素敵なシンママ生活を楽しんでください。